初めての方へ
必ず以下の文章をお読みいただいた上で
ご予約をお取りください。
院長 末松 亮
『健康を中心とした歯科医療』を
ご提供いたします
「お口の健康(健口)」は「全身の健康」と密接に関係しており、生活の質を向上させ、健康的長寿を実現するために非常に重要です。
人生100年時代において、病気が見つかってから「どう治療するか?」を考えることはもちろん大切なことですが、そもそもは病気にならないように「どう予防していくか?」を考えることが、長期的な健康維持には不可欠です。
当院は「P」から始まる4つの言葉
・Primary care (プライマリケア)
・Personalized medicine (個別化医療)
・Periodontal disease (歯周病)
・Preventive dentistry (予防歯科)
をコンセプトとし、従来の「疾病」を中心とした歯科医療からの脱却を目指し、患者様の今だけではなく将来を考える、『「健康」を中心とした歯科医療』をご提供する歯科医院です。
当院のコンセプトの1つでもある「予防歯科(Preventive dentistry)」において重要な要素を担うのが「定期検診(メインテナンス)」です。定期検診による問題の早期発見・早期治療は、病気の重症化、複雑化を防ぐことができます。
結果、治療費(医療費)の大きな削減にも繋がります。また、定期検診に継続的に通うことで歯を喪失するリスクが減少します。日本人の現在の平均寿命である80歳代において、定期検診に通っていた人は、通っていなかった人よりおよそ10本ほど残存している歯の数が多い、というデータがそれを示しています。
当院は「予防歯科」や「定期検診(メインテナンス)」を前提とした、総合的で継続的な責任を持った医療(プライマリケア:Primary care)を行っておりますので、
「痛いところだけを診てほしい」
「取れたところだけつけてほしい」
「親知らずだけ抜いてほしい」
といったご要望にはお応えできかねますことをご了承ください。
セカンドオピニオンや矯正相談、インプラント相談などの治療方針の相談はこの限りではございません。話を聞くだけ、相談のみで、当院での治療を選択されない場合でも問題ありませんのでお気軽にご相談ください。
他院様からのご紹介の場合は、連携治療となり、部分的な治療でもお受けする場合がございますのでまずはお電話にてご相談ください。
「短期集中歯科治療」など、時間や通院回数に制限がある場合もこの限りではなく、可能な限り個別事情に対応はしておりますのでお電話にてご相談ください。
もちろん、きっかけが「痛い」、「取れた」、「親知らず」であることは全く問題ありません。ただし、そういった限定的な部位に対しての「対症療法」のみでは、原因を除去できず、再発や新たな別の問題の発生を繰り返すことになりますので、当院が大切にしている、継続的で責任を持った医療がご提供できません。
当院では緊急性が高くない限り、いきなり歯を削ったりのむし歯治療を行いません。
痛みが強い場合は、初診時や、2回目の受診時などにできるだけ早期の対応・治療は行いますが、痛みが落ち着いたり、緊急性が高くない場合は、まずお口の全体的な検査や診察を行い、問題点を抽出した上で、結果をご説明し(カウンセリング)、治療の方向性や順序を患者様のご希望をうかがいながら決めた上で治療を進めて参ります。(個別化医療:Personalized medicine)
治療については「歯周基本治療」と呼ばれる「歯周病(Periodontal disease)」の治療から開始します。患者様によっては「むし歯の治療をしてほしい」、「矯正治療をしたい」「インプラント治療をしたい」といったご要望でご来院される方もいらっしゃいますが、それらの治療へ進む前には必ずこのステップを踏みます。
メインテナンス(定期検診)やクリーニングを希望されている場合も、まずは状態の把握が必要ですので、検査や診察を初診時に行い、クリーニング等の施術は通常2回目以降で行います。
何らかの理由で初診時にクリーニングがどうしても必要な場合は自費診療にてお受けできることがございますのでご相談ください。(保険診療では検査をせずにクリーニングを行うことを国が禁止しているためです。)
むし歯治療等の歯の治療に先立って歯周治療を行うことは、医学的に適切な順序で、世界的には通常のステップです。日本においても、医学書の教科書、学会の示す治療指針、国が示す保険診療の診療順序などでそう示されています。
にもかかわらず、日本の多くの歯科医院では昔ながらの「削る、詰める」を優先する治療がいまだに多く行われているので、患者様も治療における適切な順序をご存じない方が多いことも事実です。
当院は、医学的に適切な順序で、世界標準の治療を、その場しのぎの「対症療法」ではなく、できる限り「根本療法・原因療法」で行っておりますので、他の多くの歯科医院と「違い」も多く「変わった、珍しい歯科医院」と思ってもらってよいかと思います。
この「歯周基本治療」を担うのは主に「歯科衛生士」です。当院において、歯科衛生士は「歯の治療の合間やついでのお掃除やさん」ではありません。
国家資格を持った歯周病の治療を行う「施術者」であり、患者様のお口の健康を守っていくために「予防」と「口腔衛生の向上」を図っていく「専門家」です。
歯磨きや食生活習慣のご指導をさせていただくことが他院様より多いかと思いますが、むしろこの部分が当院の大切にしている重要なステップですのでどうぞご理解とご協力をお願い申し上げます。
治療においては保険診療、自費診療、どちらも行っておりますが、一部の治療(根管治療、義歯治療、歯周組織再生療法など)においては自費診療のみとなる治療もございますのでご了承ください。
これは保険診療には様々な制限があり、「質の高い治療」ではなく、「必要最低限の治療」と国が決めているためです。
岡山大学予防歯科の報告によると、一つの歯に対して行える治療は4~5回が限界とされています。また、日本の保険診療での虫歯の再発までの平均期間は5~6年とされています。
保険診療だけでは、生涯にわたってお口の健康を守ることが難しい場合もあるため、一回の治療を大切にし、長持ちする治療を選択することも重要である、ということです。
初診時の検査や診察は基本的に保険診療で行っています。保険診療と自費診療の選択はカウンセリングの後にご検討いただく形です。
自費診療による費用が発生する場合は事前にご説明し、同意を得た上で行います。保険診療と自費診療の違いについてご説明はしますが、自費診療を強要するようなことは一切行っておりませんのでご安心ください。
ここまでお読みいただき誠にありがとうございます。
当院は他院様より制限が多く、患者様によっては「良い歯医者さん」ではないかもしれません。「安くて早くてうまい」ではありませんので。
しかし、医療という現場においてこれは成り立たないことをご理解ください。1つ1つの治療、1人1人の患者様に真剣に向き合い、全力で取り組むには「手間暇」がどうしても必要なのです。
「めんどうくさい歯医者」かもしれません。ですが、他のどの歯科医院より、一生懸命に、真剣に患者様のことを考え、向き合う歯科医院だと思っています。ご理解いただけましたら、ぜひご予約をお取りください。
お会いできることを楽しみにしております。
院長 末松 亮
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治療の流れ
- 問診・初診カウンセリング 初診の際に行う問診を大切にしています。お悩みや痛み、これまでの経緯、治療に対する希望などをお話しください。
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検査・診察 (保険適応内)
パノラマレントゲン検査:お口全体のレントゲン撮影を行います。
口腔内写真検査:専用のカメラでお口の中を撮影します。
むし歯の検査(カリエスチェック):レントゲン検査を踏まえ、歯1歯1本を診察し、むし歯の有無を調べます。
歯周病の検査:歯周精密検査と呼ばれる歯周病の有無や進行度を判定する検査を行います。
<追加検査:必要性に応じて当日または後日に行う場合があります。(保険/自費)>
顔貌写真検査:お顔とお口元の撮影を行い、調和や骨格の評価を行います。
デンタルレントゲン検査(10〜18枚法):お口の中を部分的に分割して精度の高いレントゲン撮影を行います。
CT検査:3D画像の撮影を行い、立体的に詳細な評価を行います。
歯型の検査:デジタルスキャン、もしくは歯の型取りを行い、模型を作成します。歯並びやかみ合わせの状態を把握できます。
- 緊急処置・応急処置 痛みが強い場合や緊急性が高い場合は、早期の処置対応を行います。
- セカンドカウンセリング 検査の結果をもとに、現在のお口の状態、トラブルの原因、予想される問題を分析し、わかりやすくご説明します。患者様のご要望を伺いながらご希望に沿った治療計画を一緒に検討していただきます。
- 治療の開始 治療計画に基づいて治療を進めます。治療中に疑問や不安が生じた場合は、いつでもご相談ください。納得いただけるまでしっかりとご説明します。
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予防・メインテナンスプログラムの開始
治療が完了したら、予防・メインテナンスプログラムを開始します。お口のトラブル再発を防ぐため、定期検診や歯と歯茎のメインテナンスを行います。生涯にわたって健康なお口で過ごしていただけるよう、全力でサポートします。
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