親知らず
親知らず抜⻭の痛みが
不安な⽅へ
末松 亮
親知らずの抜歯は
当院にお任せください
痛みに最大限配慮した
親知らずの抜歯を実施
患者さまの中には「⻭医者が苦⼿」と感じられている⽅が多くいらっしゃると思いますが、その根本の原因としては「治療前や治療時の痛み」があるからです。
当院では、患者さまに「全然痛くなかった」と思っていただけるよう、できる限り「痛みに配慮した治療」を⼼掛けています。
- 表⾯⿇酔と
痛みの少ない⿇酔針 麻酔を刺入する前に粘膜に表面麻酔を行って、細い注射針を使って麻酔を行いますので、麻酔時の痛みはそれほどありません。麻酔が効いてしまえば術中に痛みを感じることはありませんので、ご安心ください。 - 短時間での
抜歯が可能 できるだけ短時間で手際の良い抜歯を心がけています。横向きの親知らずでもほとんどの場合30分程度で抜歯可能です。組織への侵襲が少ないほど術後の腫れや疼痛も少なくなります。 - 歯科用CTスキャンに
よる
精密な治療 最新の歯科用CTスキャンにて親知らずの位置や形、骨の状態、神経の走行、副鼻腔の形などを十分に把握して、状況に合わせた的確な方法で抜歯を行います。外科処置に適した専用のオペ室を用意しておりますので、安全に確実な処置が行えます。
親知らずによる
痛みや腫れを
抱えている方へ
親知らず残した⽅が良い?
抜いた⽅が良い?
抜⻭した⽅が良い親知らず
基本的な考え方としては、「抜くことのメリット」が「抜かないことのメリット」を上回った場合に抜歯が推奨されます。
- 親知らずが原因で強い痛みがある
- 親知らずが原因で過去に何度も痛みや腫れを繰り返している
- 重度のむし歯になってしまっている
- 矯正治療の妨げになる
- 親知らずが原因で手前の歯が虫歯になってしまっている
- 親知らずの存在が歯周病を悪化させている
- 将来的に親知らずがトラブルになる可能性が高い場合
残した⽅が良い親知らず
- 正常に生えており、むし歯や歯周病の原因になっていない
- しっかりと上下で咬んでおり、機能している状態
- 患者自身のセルフケアでトラブルなく日常的に安定して推移している
このような親知らずの⽣え⽅の場合、⽣活に⽀障がないため抜く必要はありません。
親知らずによる症状
- 痛み
- 腫れ
- 開口障害(口が開かない)
- 虫歯
- 歯周病
- 顎関節症
- 口内炎
難しい親知らずの
抜⻭にも対応可能
最新の⻭科⽤CTスキャンで
安⼼・安全な親知らず抜⻭が可能
基本的には、ほとんどの親知らず抜歯が当院で可能です。
ただし、ケースによっては、全身疾患との兼ね合いから麻酔科等の緊急事対応が可能な環境下での抜歯を医科より推奨されるケースもございますので、その際は紹介させて頂きます。
また、手術侵襲が大きく鎮静下、全身麻酔下での抜歯が推奨されるケースなども紹介させて頂いております。
- まっすぐの親知らず
- 斜めの親知らず(半埋伏)
- 横向きの親知らず(完全埋伏)
親知らず抜⻭の難易度 | 知らずの抜⻭は正常に⽣えている場合、 普通の⻭を抜くのと同様に⽐較的簡単に抜くことができます。 |
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親知らず抜⻭の治療時間 | 1本 約5−15分 |
親知らず抜⻭の費用 | 約1,000 〜 1,500円(保険診療3割負担) |
抜歯の難易度 | ★ |
親知らず抜⻭の難易度 | ⼀般的な親知らずの⽣え⽅で、問題なく抜くことができます。 |
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親知らず抜⻭の治療時間 | 1本 約30−45分 |
親知らず抜⻭の費用 | 約1,500 〜 2,500円 ※親知らずの生え方により、価格変動あり |
抜歯の難易度 | ★★ |
親知らず抜⻭の難易度 | 親知らずの⼤部分が⾻の中に埋まっていたり、 ⻭の根っこの形が複雑だったりすると、 ⻭⾁を切開したり、⾻や⻭を削ったりするため抜⻭するのにも かなりの注意と⼿間が必要となります。 |
---|---|
親知らず抜⻭の治療時間 | 1本 約30−60分 |
親知らず抜⻭の費用 | 約4,000 〜 9,000円(CT撮影の有無により費用変動) ※親知らずの生え方により、価格変動あり |
抜歯の難易度 | ★★★ |
親知らずの抜歯の
治療の流れ
治療の流れ
- 問診・診察 全身疾患の有無や服用中のお薬についてなどお聞きします。
- レントゲン撮影
(必要があればCT撮影) 親知らずや神経、副鼻腔の位置などの確認のため、最新のデジタルレントゲン装置にてCT撮影を行います。 - 診断・術式説明・リスク説明
・抜歯同意書記入レントゲン写真にて抜歯する親知らずの状態について説明を行います。 - 麻酔治療部位に十分な麻酔を行います。下の親知らずの場合は下顎孔伝達麻酔を行います。(舌や唇が痺れます。)
- 親知らずの抜歯親知らずの抜歯経験が豊富な歯科医師が抜歯を行います。
- 止血確認・縫合治癒を良くするためにしっかりと術部を閉鎖します。
- 術後の注意事項のご説明当日気を付けて頂きたいことや治癒までの流れなどについてご説明致します。
抜歯後の注意点
(腫れ、痛み止め、その他)
- 術後、出血が1〜2日続きます。
少量の出血であれば問題ありませんのでご安心ください。 - 腫れる、お口が開けにくい、などの症状が出ることがありますが、数日から2週間の間に落ち着く方がほとんどです。これらが起こらないこともあります。
- 痛みの経過は人それぞれですが、痛みどめを飲んでもらいつつ、痛みを落ち着けていく形です。
腫れと痛みのピークは3〜4日後程度ですが、長くとも2週間程度ではほとんどの方は落ち着きます。 - 止血を促すために、激しい運動、飲酒、サウナ等は当日はお控えください。
- 歯を抜いた部分に血液が満たされ、「血餅」というかさぶたのようなものを作って治っていきます。
唾液に血が混ざらなくなるまでは強いうがいは控えてください。 - 抜歯部位意外の口腔内は術後感染を避ける目的でも清潔に保つ必要があります。歯磨きや含嗽は指示に従って行ってください。
親知らずの症例集
親知らずの症例をもっと見る親知らずを抜歯する際の
医院の選び方
患者さんが歯科医院を選択する基準について
どの歯科医院でも親知らずの抜歯ができるわけではありません。
簡単な抜歯はどこの歯科医院でも日常的に行われていますが、親知らずの抜歯を含めた「抜歯」という手技は「抜歯術」という手術の1つです。 少なからず、経験や技術が必要です。
全ての歯科医師が親知らずの抜歯ができるわけではないので、自分で抜けない先生は大学病院や市中病院の歯科口腔外科に患者さんを紹介することになります。
もちろんある程度経験を積んでいる歯科医師の方が、切開や縫合が綺麗なため治りも早くなります。
手術時間も短くなる傾向があります。
きちんとした説明を行った上で施術を行ってくれる歯科医院を選びましょう。
こんな医院での抜歯をおすすめ
- 正しい知識を持った上で、きちんと説明をしてくれる
- しっかりとした技術と経験を持っている
- 非常時には、しっかりと高次医療機関と連携をとれる
そんな歯科医院がおすすめです。
当院でも、大学病院などの歯科口腔外科で抜歯を希望される患者様には「紹介」をさせて頂いております。
一方、大学病院などの高次医療機関では請け負わなければならない専門的な疾患も多数存在するため、「親知らずの抜歯」はすぐにしてもらえないことが多いです。診察時間や曜日にも制限があるため「行きたいけど行ける時間がない」というお声はよく聞きます。
そういった患者様のご要望にお答えするために街の歯科医院は存在するのですが、前述のように、技術と経験が必要です。
<4>専門的な知識と技術を持った歯科医院に相談してみましょう!4>当院の院長は歯科口腔外科での研修を通して、親知らずの抜歯やそれに影響する全身の病気、服薬との関連など様々な知識を習得しており、安心して施術を受けていただくことが可能です。
親知らずのよくある質問について
親知らずについて
親知らずとは?
親知らずは、第三大臼歯または智歯とも呼ばれ、前から数えて8番目の奥歯です。20歳前後に一番最後に萌出してくる歯です。
萌出と書きましたが、実際には萌えるスペースが無く、大部分が顎骨の中に埋伏していたり一部が歯肉に覆われていたりします。
中には親知らずがない、元から持っていない人もいます。
現代人では実は、親知らずがまっすぐ生えてくる方は大変少なく、正しく噛み合っていないために汚れが多量に付いている場合がほとんどです。
こういった場合は周囲の歯を含めた歯周炎が知らず知らずの間に進行してしまうケースも多く存在します。
親知らずの周りの歯肉が腫れて痛くなったりする話はよく聞くと思います。隣りの歯と引っかかってその場に停滞し、汚れがたまり、隣の歯が虫歯になったり、歯並びを乱して噛み合わせが悪くなる可能性もあります。
親知らずはなぜきちんと生えないのか?
歯の大きさはある程度決まっているのに対して、現代人は顎の大きさが小さくなってきています。
硬いものを咬むことが減ってきたからだ、とも言われています。
縄文人の骨格標本では親知らず(前から8番目の歯)に加えて、9番目の歯が並んで生えているものもあります。
歯の大きさに対して、生えるスペースがない、ということです。
何歳くらいで生えてくるのか?
個人差はありますが、大体20歳前後で生えてきます。
18歳〜30歳くらいで抜歯する人が多いです。
親知らずと歯並びの関係について
親知らずと歯並びの関係性はありますか?
よく患者様は「親知らずが原因で歯並びが崩れてきている」と仰ります。
歯並びが崩れる原因の全てが親知らずではありませんが、親知らずが原因で崩れてしまうこともあります。
矯正の際の親知らず抜歯は必要ですか?
「必ず」ではありませんが、矯正治療の前提として親知らずの抜歯を行うことは多いです。
親知らずが存在することで、周囲の歯を動かしにくくなったり、後々歯並びが再度崩れていく(後戻り)原因となってしまったりします。
場合によってその判断は異なりますので、歯医者さんに相談し、ご自身のケースの判断を仰ぎましょう。
親知らずを抜くと小顔になる?
なりません。
小顔になるためには、下顎の骨、骨格を触らないといけません。
親知らず抜歯は、歯を抜いているだけで、顎骨の形を変えるような施術ではありませんので、変化しません。
若い女性の方からよくご質問されますが、迷信です。
親知らずの痛みについて
痛みと原因となる要素はどのようなものがありますか?
- 親知らずの歯が虫歯となり痛くなる(歯髄炎)
- 親知らずの周囲歯肉に汚れ、細菌が蓄積し、歯肉に炎症が起こって痛みを感じる(智歯周囲炎)
- 親知らずが反対側(例:上の親知らずが下の歯肉を)の歯肉を噛んでしまうことで歯肉が傷ついて痛くなる
→原因によって治療法も変わります。適切な診断が必要不可欠です
生えてくる際に痛みなどありますか?
多くの場合は痛みを伴わない、もしくは軽度の痛みです。
まれに生えてくる過程で覆っている歯肉を圧迫して痛みが出る、生えてくる際に歯茎が盛り上がり反対側の歯でその部分を咬んでしまい痛みが出る、ということもあります。
どんな時、親知らずが痛くなるのか?
- 親知らずの歯が虫歯となり痛くなる(歯髄炎)
- 親知らずの周囲歯肉に汚れ、細菌が蓄積し、歯肉に炎症が起こって痛みを感じる(智歯周囲炎)
- 親知らずが反対側(例:上の親知らずが下の歯肉を)の歯肉を噛んでしまうことで歯肉が傷ついて痛くなる
特に、過労や体調不良の時期には免疫力が下がり症状が出やすいです。
治療について
抜かないで治す方法はありますか?
軽度の痛みや腫れならば、抜かずに症状がなくなることはあります。
ただし、一度でも腫れたり、痛んだりした経験がある場合は、その部位に細菌感染が起きていた可能性がほとんどですので、その後トラブルなく一生を過ごすことができる可能性は非常に低いです。結果として人生のどこかのタイミンぎで抜歯をする必要が出てくると思っておいて良いでしょう。
抜けなくて途中で中止されることはあるの?
基本的にはありません。
ただし、親知らずの根が下顎管と呼ばれる、神経、血管の管と近い場合は、 神経血管損傷のリスクを回避する目的で、敢えて2回法という2回に分けて抜歯を行う方法もあります。
抜歯前の注意点について
親知らずの抜歯前の注意は?
- 小手術ではありますが、幾分かの身体への侵襲を伴います。体調が悪くない時に抜歯をしましょう。
- 直前の食事は嘔吐反射が強い患者様の場合に嘔吐を伴う危険性があります。
- また、空腹時の抜歯も術後の数時間の飲食しにくい環境を考えると推奨できません。少し前には飲食を済ませた状態で抜歯に赴きましょう。
- 術中の感染のリスクを下げるためにもお口の中は清潔に保った状態で抜歯に臨んでください。
抜歯後について
抜歯後は通常どの程度腫れますか?
人それぞれ、歯それぞれです。
全く腫れないこともあれば、大きく腫れて、顎から首周りにかけて、皮膚に青あざができたり、その後黄色く変化することもありますが治ります。
腫れる期間はどのくらいですか?
ピークは一般的に3〜4日ですが長い方で2週間程度続く方もいらっしゃいます。
危険な腫れ方はありますか?
外側方向への腫れは見た目以外に大きく問題となりませんが、内側方向への腫れは気道を閉塞させ、命に関わります。
基本的にそういうことが起こる可能性は非常に低く、過度に心配する必要はありませんが、異常を感じた場合は、すぐに医院に連絡をしてください。
親知らずがまた生えることがあるの?
ありません。
ごく稀に、9番目の歯があり、それが親知らずのように再度出てくることはあります。