歯周病の症例3

年齢：50代 男性

主訴

左下奥歯の違和感

現病歴

ブラッシング時の出血は数年前から自覚していたが、今まで違和感を感じたことはなかった。今回は、ムズムズする違和感が数週間続いており、歯周病を疑って当院に来院。

歯周組織検査 - 治療前

口腔内写真 - 治療前

レントゲン - 治療前

診断

広汎型慢性歯周炎ステージⅢグレードC

治療計画

1. 歯周基本治療
　　　　①患者教育
　　　　②TBI（歯ブラシ指導)
　　　　③歯肉縁上縁下のSRP（歯石除去)

2. 38.48抜歯
3. 再評価検査
4. 修復治療（虫歯治療)
5. 再評価検査
6. SPT（定期メインテナンス）

歯周組織検査 - 治療後

口腔内写真 - 治療後

レントゲン - 治療後

＜担当歯科衛生士より一言＞

現在２ヶ月ごとに定期検診に来院されています。主訴であった違和感の部位に虫歯は認められず、歯茎の腫れや出血、深い歯周ポケットが認められました。そのことから歯周病由来の症状の可能性が高いと診断され歯周治療を行いました。その結果症状は改善し、娘さんから「口臭がなくなった」と言われ、喜ばれていました。