歯周病の症例4

年齢：20代 女性

主訴

左下の歯茎が腫れた

現病歴

約半年前にも左下歯茎の腫れを認めたが痛みはなく経過をみていた。約1カ月前からまた腫れたため歯科医院を受診したが、抗菌薬を処方されたのみであった。特に病気や原因の説明がなかったため不安になり、精査を希望し当院に来院。

歯周組織検査 - 治療前

口腔内写真 - 治療前

レントゲン - 治療前

診断

限局型慢性歯周炎ステージⅢ グレードＣ

治療計画

1. 歯周基本治療
　　　　①患者教育
　　　　②TBI（歯ブラシ指導)
　　　　③歯肉縁上縁下のSRP（歯石除去)

2. 再評価検査
3. 36歯周組織再生療法
4. 術後管理
5. 再評価検査
6. 修復治療（虫歯治療)
7. 再評価検査
8. SPT（定期メインテナンス）

歯周組織検査 - 治療後

口腔内写真 - 治療後

レントゲン - 治療後

＜担当歯科衛生士より一言＞

現在、３ヶ月ごとに定期検診に来院されています。歯茎の腫れが認められた左下の部分には深い歯周ポケットと限局的な骨の欠損が認められ歯周病が原因と診断されました。歯周基本治療の後、骨の再生を促す歯周組織再生療法を行いました。CT上でも骨の再生が確認でき、現在も状態は安定しています。